生地仕上げの桐箪笥は絹のような光沢が美しい。

桐箪笥(生地仕上げ)

よく皆様がご覧になられる桐箪笥は、やしゃ仕上げ(やしゃの実の煮汁とトノ粉を塗り、ろう塗りし浮造り仕上げする。)が多いと思いますが、この桐箪笥は表面を生地仕上げ(白木地のまま表面塗装を行わない。)で仕上げた桐箪笥です。

 

桐の木そのままの柔らかな肌触りで、表面は板目で木目が浮き上がって見えてきれいです。

私が撮った下手な画像では伝わらないのですが、表面は絹のような光沢がありとても美しいんです。

塗装などによる、テカリなどと違って「木」が持つ本来の美しさ。なのでしょうか。

 

私は木目がだいすきなので、この美しさを見るたびにたまらなく嬉しくなってしまうのです。

ただこの桐箪笥、お買い上げ頂いたので明後日にはお嫁(お届け)に行ってしまうので、ちょっぴり寂しいハチコ。

でも末永く大切にして頂けると思えば笑顔で見送らなくてはいけませんね。

 

また次の生地仕上げの桐箪笥が仕上がってくるのを楽しみにして、元気に見送ります^^